SBI新生銀行の円預金金利【2026年9月】定期1.7%と個人向け国債の比較

【お知らせ】本記事で紹介していた「新生銀行 口座開設&普通預金でTポイント10万ポイント」キャンペーンは、2017年12月1日〜2018年1月31日で終了しています。また、新生銀行は2023年1月にSBI新生銀行へ商号変更し、Tポイントも2024年に「Vポイント」へ統合されました。本記事は記録として残しつつ、現在の円預金の金利(2026年9月3日時点)を追記しています。最新のキャンペーン・金利は公式サイトでご確認ください。
目次
かつて実施されていたキャンペーン(2017〜2018年)の概要
当時、新生銀行(現・SBI新生銀行)は、口座開設と円普通預金への預け入れだけでTポイントがたまるキャンペーンを実施していました。内容は「期間中に口座を開設してTポイントプログラムにエントリーのうえ円普通預金に入金すると、円普通預金残高1万円ごとにTポイントが1ポイント、最大10万ポイントもらえる」というものでした。- キャンペーン期間:2017年12月1日〜2018年1月31日(口座開設完了分まで)※すでに終了
- 対象:当時すでに口座を持っている人は対象外
- ポイント付与:口座開設月の3か月後の月末までに付与
※あくまで当時の内容です。現在は同じ条件のキャンペーンは行われていません。
その後どう変わったか(商号・ポイント)
- 新生銀行 → SBI新生銀行:2023年1月4日に商号変更し、SBIグループの一員となっています。
- Tポイント → Vポイント:2024年にTポイントは「Vポイント」へ統合され、Tポイントというブランド自体が現在は使われていません。当時のポイント付与条件は現在は存在しません。
ポイント付与型・金利上乗せ型のキャンペーンは、銀行ごとに内容も期間もたびたび変わります。「いつ・誰が・どの預金で・いくらもらえるのか」という適用条件と期間を必ず確認したうえで、ご自身の預け先を選ぶことが大切です。
現在のSBI新生銀行の円預金金利(2026年9月3日時点)
ポイント還元よりも、いまは円預金の金利そのものが上昇している点に注目したいところです。日本銀行は2026年6月16日の金融政策決定会合で金融市場調節方針を変更して政策金利を1.0%程度へ引き上げ、7月31日の会合では据え置きました。その後も金利の地合いは変わらず、長期金利(新発10年物国債の利回り)は2026年9月1日に約30年ぶりとなる3.0%台へ乗せ、翌2日には一時3.015%まで上昇しています。次回の金融政策決定会合は2026年9月17日・18日で、結果は18日に公表されます(この時点で追加利上げが決まったわけではありません)。こうした流れを受けて、各行の預金金利の見直しも続いています。SBI新生銀行の主な円預金の金利は次のとおりです(いずれも年率・税引前)。
| 商品 | 金利(年・税引前) | 主な条件 |
|---|---|---|
| 円普通預金(パワーフレックス) | 0.400% | ステップアッププログラムの区分により最大0.450% |
| SBIハイパー預金(SBI証券連携預金) | 0.550% | SBI証券口座との連携が必要。元本保証・預金保険の対象 |
| スタートアップ円定期預金(1年) | 1.700% | 2026年9月1日に引き上げ。新規口座開設者向け(口座開設月を含む当初3か月目の月末23時まで)。インターネット30万円以上/店舗500万円以上。3か月ものも同じく1.700% |
| パワーダイレクト円定期預金100(1年) | 1.200% | インターネット限定・100万円以上。3か月・6か月は1.000% |
| パワーダイレクト円定期預金100(5年) | 1.950% | 同上。3年・4年は1.560% |
| パワーフレックス円定期預金(1年) | 0.500% | 1,000円以上。500万円以上の預け入れはステップアッププログラムの区分により最大0.510%。5年ものは1.000% |
| 2週間満期預金 | 0.400% | インターネット50万円以上/店舗100万円以上 |
※SBI新生銀行の公式「円預金の金利一覧」で2026年9月3日時点として確認した数値です。金利は随時見直されるため、預け入れ前に必ず公式サイトでご確認ください。
なお、預入金額が30万円以上100万円未満の場合は「パワーダイレクト円定期預金30」が対象で、適用される金利は同100と同じ水準です(1年1.200%・5年1.950%/いずれも2026年9月3日時点)。まとまった資金でなくても、ネット銀行の定期預金金利を取りにいける点は押さえておきたいところです。
また、取扱いが終わる(終わった)商品もあります。「パワー預金」は2028年1月に取扱終了が公式に告知されており、「パワーフレックス大口定期預金」はすでに販売を終了しています。古い記事や口コミで見かけた商品が現在も申し込めるとは限らないため、商品名で検索したときは公式サイトで現在も取り扱いがあるかを確かめてください。
大手行と比べると、受け取れる利息はどれくらい違うか
比較の基準として、三菱UFJ銀行の円預金金利を見ておきます。普通預金は年0.400%、スーパー定期は1年もので年0.500%、5年もので年1.000%、10年もので年1.250%です(2026年9月3日現在・公式サイトにて確認)。大手行の預金金利もこの1年で確実に上がっており、「大手行はどこも横並びで超低金利」という以前の常識は当てはまらなくなっています。
そのうえで、同じ「1年もの定期預金」でも金融機関によって受け取れる利息は変わります。100万円を1年間預けた場合の税引後の受取利息(利息に20.315%の源泉分離課税がかかるものとして概算)を並べると、次のとおりです。

- 年0.500%(三菱UFJ銀行 スーパー定期1年)… 約3,984円
- 年1.200%(SBI新生銀行 パワーダイレクト円定期預金100・1年)… 約9,562円
- 年1.700%(SBI新生銀行 スタートアップ円定期預金・1年)… 約13,546円
金額としては数千円から1万円台の差ですが、預け先を選ぶだけで受け取れる利息が3倍以上変わることになります。ただしスタートアップ円定期預金は新規口座開設者向けで、適用されるのは当初の一定期間だけです。「いつまで・誰に・いくらまで」その金利が適用されるのかを、金利の数字とセットで確認してください。
SBI新生銀行では期間限定で金利年1.250%相当の「トリプル円定期キャンペーン」(税引前・上乗せ後/2026年9月10日まで)も実施されています。キャンペーン金利は適用条件と期間が細かく決まっているため、対象商品・預入額・エントリーの要否を必ず公式サイトで確認してください。
定期預金と並べて検討したい「個人向け国債」(2026年9月募集分)
元本割れを避けたい資金の預け先としては、定期預金のほかに個人向け国債という選択肢もあります。財務省が2026年9月2日に発行条件を公表した9月募集分(募集期間 2026年9月3日〜9月30日・発行日 2026年10月15日)の利率は、3タイプとも前月から上昇しています。
| 商品(9月募集分) | 適用利率(年・税引前) | 税引後の利率 |
|---|---|---|
| 変動10年(第198回債) | 1.950%(初回の利子) | 1.5538575% |
| 固定5年(第186回債) | 2.240% | 1.7849440% |
| 固定3年(第196回債) | 1.960% | 1.5618260% |
※財務省の報道発表「個人向け国債の発行条件等」(令和8年9月2日)にて確認。変動10年は半年ごとに適用利率が見直されるため、上の利率は初回の利子に適用されるものです。
数字だけを見ると定期預金より高く見えますが、そろえて比べるべき条件が2つあります。
- 発行後1年間は、原則として中途換金ができません。1年経過後は国の買取により元本割れなしで換金できますが、その際は直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれます。
- 比べるときは税引後でそろえます。変動10年の税引後は1.5538575%で、SBI新生銀行のスタートアップ円定期預金(1年・年1.700%=税引後およそ1.354%)を上回りますが、期間も換金しやすさも異なります。なお、同じ「国債」でも新窓販国債は途中売却時に市場価格次第で元本割れすることがあります(個人向け国債とは別の商品です)。
すぐ使う可能性がある資金は普通預金や短期の定期預金、当面動かさない資金は長めの定期預金や個人向け国債——というように、使う時期で置き場所を分けるのが基本の考え方です。
キャンペーンや優遇金利を見るときの3つのポイント
| 確認する観点 | 見るポイント | 備考 |
|---|---|---|
| 誰が対象か | 新規口座開設者限定か、既存顧客も対象か | スタートアップ円定期預金のように、口座開設から一定期間内に限られる商品がある |
| 満期後はどうなるか | 自動継続後に適用される金利 | 優遇金利は初回の預入期間のみで、継続後は通常金利に戻るのが一般的 |
| 手取りはいくらか | 税引後の受取利息(利息に20.315%の課税) | 預入額・期間をそろえて比較する |
定期預金・円預金を選ぶときの基本
キャンペーンの有無だけで選ぶのではなく、次の点をそろえて比較すると失敗が少なくなります。
- 金利:税引前・税引後、預入期間、最低預入額をそろえて比べる(時点も必ず確認)。
- 預金保険(ペイオフ):1金融機関あたり預金者1人につき元本1,000万円とその利息までが保護対象です。外貨預金は対象外、仕組預金は上乗せ部分の利息が対象外となる点にも注意しましょう。
- 中途解約の条件:満期前に解約すると、当初の約定金利より大幅に低い期限前解約利率が適用されます。
- いまも取り扱いがあるか:商品によっては新規受付や販売が終了していることがあります(SBI新生銀行では「パワーフレックス大口定期預金」が販売終了、「パワー預金」は2028年1月に取扱終了予定)。
- 使い勝手:ATM手数料・振込手数料・アプリの使いやすさなど。
よくある質問(FAQ)
Q. いまからTポイントのキャンペーンに申し込めますか?
A. できません。当該キャンペーンは2018年1月31日で終了しており、Tポイント自体も2024年にVポイントへ統合されています。
Q. スタートアップ円定期預金は誰でも使えますか?
A. 新規に口座を開設した人向けの商品で、口座開設月を含む当初3か月目の月末23時まで利用できます。すでに口座を持っている場合は対象外です(2026年9月3日時点の公式情報)。
Q. 預入期間は長いほど得ですか?
A. 一概には言えません。SBI新生銀行のパワーダイレクト円定期預金100では、2026年9月3日時点で1年1.200%・3年1.560%・5年1.950%と、期間が長いほど高い金利が提示されています。一方で、その間は資金が拘束され、途中で解約すると期限前解約利率になります。今後さらに金利が上がった場合に預け替えられない点も含めて、使う時期から逆算して期間を決めるのが安全です。
Q. 高い金利の定期預金は満期後もその金利が続きますか?
A. 一般に、優遇金利やキャンペーン金利は初回の預入期間のみです。満期後に自動継続されると、その時点の通常金利が適用されます。
Q. すでに預けている定期預金にも、引き上げ後の金利は適用されますか?
A. 適用されません。定期預金は預け入れた時点の約定利率が満期まで続くため、金利が引き上げられても、すでに預入済みの分は元の利率のままです。新しい金利で預けたい場合は、満期を待って預け替えるか、中途解約(期限前解約利率が適用されます)を検討することになります。
Q. ネット銀行の預金も預金保険の対象ですか?
A. 国内に本店のある銀行であれば対象です。SBI新生銀行の円預金・SBIハイパー預金も預金保険の対象です(元本1,000万円と利息等まで)。
まとめ
本記事で扱っていたTポイントキャンペーンは終了し、銀行名もポイントも変わりました。一方で、いまは金利そのものが動いている局面です。ポイント還元の有無より、適用金利・適用条件・満期後の金利・税引後の手取りをそろえて比べることが、預け先選びの近道になります。
SBI新生銀行の円預金は、円普通預金0.400%、SBIハイパー預金0.550%、円定期預金は1年もので1.200%・5年もので1.950%(新規口座開設者向けのスタートアップ円定期預金は1年1.700%)と、預け先の候補として検討できる水準です(いずれも税引前・2026年9月3日時点)。同行は店舗とオンラインのどちらでも手続きでき、SBI証券と連携するSBIハイパー預金のように待機資金の置き場所を用意しやすい点も、使い勝手の面での強みといえます。金利・条件は随時見直されるため、申し込む前に必ず公式サイトで最新の内容をご確認ください。
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