定期預金とは?仕組み・普通預金との違い・金利と注意点をやさしく解説

定期預金の仕組みをやさしく解説するイメージ(貯金箱とカレンダー)

定期預金とは、「預け入れる期間をあらかじめ決めて(=定期)」預け入れる預金のことです。いつでも出し入れできる普通預金よりも使い勝手が制限される代わりに、その分高い金利が設定されるのが特徴です。ここでは定期預金の基本的な仕組みから、普通預金との違い、金利と期間の関係、中途解約の注意点、元本保証の範囲まで、はじめての方にもわかりやすく整理します(金利の記載は2026年7月時点)。

目次

定期預金とは?普通預金との違い

銀行から見ると、定期預金は「このお金はいつまで預けてもらえるかが分かっている」状態です。預かったお金を融資などに計画的に回せるため、その対価として普通預金より高い金利を上乗せします。逆に言えば、私たち預金者は「いつでも好きなときに引き出せる」という権利を一定期間あずける代わりに、上乗せ金利を受け取っているわけです。

預入期間と金利の関係(2026年は上昇傾向)

一般的には、預入期間が長いほど金利が高くなるのが定期預金の基本です。かつての超低金利・マイナス金利の時期には、短い期間と長い期間の金利差が小さくなる場面もありました。しかし2026年7月時点では、日銀が政策金利を1.0%程度へ引き上げた(2026年6月)ことを受け、各銀行が普通預金・定期預金の金利を相次いで引き上げており、定期預金の金利は上昇傾向にあります。たとえば三菱UFJ・三井住友・みずほのメガバンク3行は、普通預金金利を2026年8月3日から年0.300%→0.400%へ引き上げると発表しています。ネット銀行では、1年もの円定期に年1%を超える特別金利のキャンペーンも登場しています(適用条件・期限・税引後利回りは各行の公式サイトでご確認ください)。

「定期預金」に含まれるもの

厳密には「定期預金」には「円定期預金」と「外貨定期預金」が含まれます。また、定期性があるという意味では仕組預金(デリバティブを利用した預金)も定期預金の一種ですが、一般に「定期預金」といえば「円定期預金」を指すと考えてよいでしょう。外貨定期預金は為替リスクがあり元本割れの可能性があり、仕組預金は中途解約が制限されるうえ上乗せ利息が預金保険の対象外など、円定期にはない注意点があります。安全に元本を守りたい場合は、これらと円定期預金をはっきり区別して選びましょう。

中途解約には注意(中途解約利率)

定期預金を満期日より前に解約(中途解約)すると、最初に約束した金利は適用されず、中途解約利率(期限前解約利率)という低い金利が適用されます。当面使う予定のないお金を預けるのが基本で、近いうちに使う予定のあるお金は普通預金に置いておくと安心です。

元本保証とペイオフ(預金保険)

円定期預金は元本が保証され、預金保険制度(ペイオフ)の対象です。万一金融機関が破綻しても、1金融機関・1預金者あたり元本1,000万円までとその利息が保護されます。1,000万円を超える資金は複数の金融機関に分散することで、それぞれ保護対象にできます。

いくら預けるとどれくらい増える?(税引後の概算)

利息には20.315%(所得税・復興特別所得税・住民税)が源泉徴収されます。100万円を1年間預けた場合の税引後利息の概算は次のとおりです(金利は2026年7月時点の目安。実際は預入日・満期日等で変わります)。

1年ものの金利(税引前)税引後の年利(概算)100万円・1年の税引後利息(概算)
0.400%(メガバンク水準)約0.318%約3,188円
1.000%約0.796%約7,968円
1.200%(ネット銀行のキャンペーン例)約0.956%約9,563円

※あくまで概算です。実際の金利・利息は各行の公式サイトでご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 普通預金と定期預金はどちらがよい?
当面使わないお金は金利の高い定期預金、生活費など頻繁に出し入れするお金は普通預金、と用途で分けるのが基本です。

Q. 満期が来たらどうなる?
申込時に「自動継続(元利継続・元金継続)」か「満期受取」を選べます。金利が上がりやすい局面では、短めの期間で組んで満期ごとに金利を見直す方法もあります。

Q. 途中で引き出せる?
引き出せますが中途解約利率が適用されます。商品によっては一部だけ解約できるものもあります。

Q. キャンペーン金利の定期預金は何に注意すべき?
適用期間・対象期間(何ヵ月ものか)・預入上限・満期後に適用される通常金利を確認しましょう。中途解約するとキャンペーン金利は適用されない点にも注意が必要です。

まとめ

定期預金は最もシンプルで分かりやすい金融商品です。2026年は利上げを背景に金利が上がりやすい局面のため、金利・預入期間・キャンペーン条件を比較して預け先を選ぶことが、より大切になっています。ネット銀行のほか、SBI新生銀行のように店舗とオンラインの両方に対応し、新規口座開設者向けのスタートアップ円定期など特別金利の商品を用意する銀行もあります。最新の金利・条件は各行の公式サイトで確認したうえで、ご自身の資金計画に合った定期預金を選びましょう。


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