No.4
金利
年0.1%(税引前)
預入期間
6か月
預入金額
100万円以上300万円未満
オリックス銀行の短期定期預金|2週間定期と6カ月ものの金利
まとまった資金を「1年より短い期間だけ」有利に置いておきたい——ボーナスや退職金、住宅購入の頭金など、使う時期は近いけれど、まだ日付が決まっていないお金 には、普通預金でも長期の定期預金でもない中間の選択肢が要ります。ここではオリックス銀行の1年未満の預け先 (2週間定期預金・6カ月もの)を、金利・条件・見落としやすいコストまで含めて整理します。
オリックス銀行はどんな銀行か(短期の預け先として見るなら)
オリックス銀行は、1993年に山一信託銀行株式会社として開業した信託銀行が前身です。当時の親会社であった山一證券が自主廃業したあとオリックスへ譲渡され、1998年にオリックス信託銀行、2011年にオリックス銀行株式会社へと改称し、現在に至っています。
短期の預け先として見るうえで押さえておきたいのは、
店舗もATMもキャッシュカードも持たないインターネット取引専用の銀行 だという点です。入出金は他の金融機関の口座を経由して行うため、
「思い立ってすぐ引き出す」使い方には向きません 。逆にいえば、
使う日がある程度先に見えている資金を、その日まで動かさずに置いておく 用途とは相性がよい銀行です。
なお、預金には郵送でやり取りする証書型の「ダイレクト預金」と、インターネットで完結する「
eダイレクト預金 」があり、
短期商品(2週間定期預金)を扱っているのはeダイレクト預金のほう です。
1年未満で預けるなら、候補は3つ
オリックス銀行で1年未満の資金を置く場合、選択肢は実質的に次の3つです。金利はいずれも税引前・2026年8月3日現在の値です。
預け先 金利(税引前・年利) 最低預入額 資金の拘束
eダイレクト普通預金 年0.400% ― いつでも出金可(他行への振込を経由)
eダイレクト2週間定期預金 年0.600% 50万円以上 2週間ごとに満期が来る
eダイレクト定期預金(6カ月) 年0.700% 100万円以上 6カ月間
※2026年8月3日現在。金利は税引前の年利率で、利息には20.315%(国税15.315%〈復興特別所得税を含む〉・地方税5%)の源泉分離課税がかかります。定期預金の金利は原則として毎月1日と15日(土日祝の場合は翌営業日)に見直されます。最新の適用金利は必ずオリックス銀行の金利一覧 でご確認ください。
2週間定期預金は50万円以上、eダイレクト定期預金の6カ月ものは100万円以上から預け入れできます。
「2週間定期預金」――使い道が決まる前の資金に
オリックス銀行のユニークな商品が
2週間定期預金 です。預入期間はその名のとおり2週間、金額は
50万円から 預け入れできます。金利は
年0.600%(税引前・2026年8月3日現在) で、同行の普通預金(年0.400%)を0.200%上回ります。
この商品の本質は
「拘束される期間が2週間しかない」こと にあります。6カ月ものに預けてしまうと、途中で資金が必要になったときは中途解約するしかありません。2週間定期なら、
最長でも2週間待てば満期が来る ため、「来月あたり使うかもしれない」程度の見通ししか立っていない資金でも、普通預金より高い金利を取りながら置いておけます。
満期時の取り扱いは、預入時に元利自動継続・元金自動継続・自動解約から選べます。自動継続にしておけば、必要になるまで2週間ごとに自動で回り続け、
継続後は満期日当日の金利 が適用されます。
6カ月ものの金利と、1年ものとの差をどう見るか
使う時期が半年ほど先に固まっているなら、
eダイレクト定期預金の6カ月もの(年0.700%・100万円以上) が候補になります。2週間定期より0.100%高く、そのぶん半年間は資金が拘束されます。
参考までに、より長い期間の金利は次のとおりです(税引前・2026年8月3日現在)。
預入期間 金利(税引前・年利) 1年未満と比べた差
6カ月 年0.700% ―(1年未満で最も高い)
1年 年1.250% +0.550%
2年 年1.300% +0.600%
6カ月と1年の差は0.550%と小さくありません。 100万円で比べると、税引後の利息は6カ月ものが約2,789円(半年分)、1年ものが約9,960円(1年分)です。
「1年は待てるかどうか」で受け取れる金額がはっきり変わる ため、短期を選ぶ前に、本当に1年未満で使う予定なのかを一度確かめておく価値があります。1年以上動かさないと決められる資金であれば、1年ものを軸に検討したほうが有利です。
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短期で預けるときに見落としやすい3つのコスト
短期になるほど、受け取る利息そのものが小さくなります。金利だけを見て決めると、
手間や手数料が利息を食ってしまう ことがあるため、次の3点は先に確認しておきましょう。
預け入れ時の振込手数料は自己負担です。 オリックス銀行はATMを持たないため、他行から振り込んで資金を移します。この振込手数料は預金者が負担します。2週間で得られる利息は50万円・年0.600%なら税引前で約115円ですから、振込手数料のほうが高くついてしまう場合があります 。
出金にも1営業日以上かかることがあります。 引き出しは他行口座への振込になります。他の金融機関あての振込手数料は月2回まで無料、3回目からは1回220円(税込)です。使う日の直前に手続きすればよい、とは考えないでください。
中途解約すると当初の金利は受け取れません。 預入期間に応じた中途解約利率(当初の約定利率より低い利率)が適用されます。短期商品でも例外ではありません。
金額が小さい短期資金では、そもそも定期に移す意味が薄いこともあります。 50万円を2週間預けた場合の税引前利息が約115円(税引後は約91円)である以上、振込手数料を払ってまで動かすかどうかは、金額と手数料を並べて判断するのが確実です。
他行の短期商品と並べるとどの位置か(2026年8月)
2026年に入って預金金利は上昇しており、
ゆうちょ銀行は2026年8月10日に貯金金利を改定 して通常貯金が年0.400%になりました。短い期間の商品を各行の公式サイトで確認すると、次のようになっています(いずれも税引前・2026年8月10日時点)。
金融機関・商品 金利(税引前・年利) 主な条件
オリックス銀行 2週間定期預金 年0.600% 50万円以上・2週間
オリックス銀行 eダイレクト定期預金(6カ月) 年0.700% 100万円以上
SBI新生銀行 2週間満期預金 年0.400% インターネット50万円以上
SBI新生銀行 パワーダイレクト円定期預金30(3カ月・6カ月) 年1.000% インターネット限定・30万円以上
ゆうちょ銀行 定期貯金(1カ月〜6カ月) 年0.500% 1,000円以上
ゆうちょ銀行 通常貯金 年0.400% 2026年8月10日改定
こうして並べると、
2週間という短さではオリックス銀行が高い水準にある一方、3カ月・6カ月まで期間を取れるなら他行のほうが高いこともある ことがわかります。とくに
SBI新生銀行 は、パワーダイレクト円定期預金30が3カ月・6カ月とも年1.000%で、
インターネットなら30万円から預けられる ため、100万円に満たない資金の置き場所としても検討しやすい選択肢です。
「短期はこの銀行が一番」と決め打ちせず、実際に預けられる期間と金額で比べるのが確実です。
※金利は随時見直されます。預け入れ前に必ず各行の公式サイトで最新の金利と条件をご確認ください。
短期の預け先を選ぶときのQ&A
Q. 2週間定期預金は、放っておくと自動で続きますか?
A. 預入時に元利自動継続・元金自動継続・自動解約から選べます(満期日の前日まで変更可能)。
自動継続を選んでいれば2週間ごとに自動で回り 、継続後は満期日当日の金利が適用されます。自動解約を選んだ場合は満期日にeダイレクト普通預金へ振り替えられ、以後は普通預金の金利になります。
Q. 短い期間でも、途中で解約すると不利になりますか?
A. なります。預入期間に応じた
中途解約利率(当初の約定利率より低い利率) が適用されるため、当初の金利は受け取れません。ただし定期預金は投資信託や外貨預金と違い、
中途解約しても元本が割れることはありません 。
Q. 結局、普通預金に置いたままではいけないのでしょうか?
A. いけないわけではありません。
金額が小さい、使う日が読めない、振込の手間をかけたくない——このいずれかに当てはまるなら、普通預金のままで十分 です(オリックス銀行のeダイレクト普通預金は年0.400%)。定期に移す意味が出てくるのは、まとまった金額を、少なくとも2週間は確実に動かさないと言い切れるときです。
Q. 短期で預けたお金も預金保険の対象ですか?
A. 対象です。eダイレクト普通預金・2週間定期預金・eダイレクト定期預金はいずれも
預金保険(ペイオフ)の対象 で、預金者1人あたり1金融機関ごとに元本1,000万円までとその利息などが保護されます。1,000万円を超える資金は、複数の金融機関に分けて預けると安心です。
Q. 預け入れの手続きは何日くらいかかりますか?
A. 他の金融機関から振り込む場合、
入金できるのは銀行営業日の8時30分〜18時のみ です。土日祝や12月31日〜1月3日は入金できません。短期で回す前提なら、この時間の制約も見込んでおきましょう。
1年以上動かさない資金であれば、1年もの・3年ものといった長めの期間や、新規口座開設者限定の優遇金利プログラムも選択肢に入ります。
預ける期間ごとに有利な預け先は変わる ため、資金の性格に合わせて使い分けてください。