| 金利 | 年0.1%(税引前) |
|---|---|
| 預入期間 | 6か月 |
| 預入金額 | 100万円以上300万円未満 |
オリックス銀行の短期定期預金|2週間定期と6カ月ものの金利・条件

オリックス銀行で1年より短い期間だけお金を置くなら、選べるのはeダイレクト2週間定期預金(年0.600%)とeダイレクト定期預金の6カ月もの(年0.700%)の2つで、同行の普通預金(年0.400%)との差は0.200〜0.300%です(いずれも税引前・2026年9月1日現在)。ボーナスや退職金、住宅購入の頭金のように使う時期は近いけれど、日付がまだ決まっていないお金は、この金利差と「資金が何日拘束されるか」を並べて決めると迷いません。両商品の条件と、短期ほど効いてくる振込手数料・中途解約のコストまで順に整理します。
オリックス銀行はどんな銀行か(短期の預け先として見るなら)
オリックス銀行は、1993年に山一信託銀行株式会社として開業した信託銀行が前身です。当時の親会社であった山一證券が自主廃業したあとオリックスへ譲渡され、1998年にオリックス信託銀行、2011年にオリックス銀行株式会社へと改称しました。 2026年8月3日付で、同行は大和証券グループ本社の連結子会社である大和ネクスト銀行の子会社となり、大和証券グループの一員になっています。銀行名は引き続き「オリックス銀行」で、すでに預けている預金の契約内容が変わることはなく、利用者側で必要な手続きもありません(同行の案内による)。なお現在、オリックス株式会社との資本関係はありません。この点はオリックス銀行「大和証券グループの一員となりました」で公表されています。 短期の預け先として見るうえで押さえておきたいのは、店舗もATMもキャッシュカードも持たないインターネット取引専用の銀行だという点です。入出金は他の金融機関の口座を経由して行うため、「思い立ってすぐ引き出す」使い方には向きません。逆にいえば、使う日がある程度先に見えている資金を、その日まで動かさずに置いておく用途とは相性がよい銀行です。 なお、預金には郵送でやり取りする証書型の「ダイレクト預金」と、インターネットで完結する「eダイレクト預金」があり、短期商品(2週間定期預金)を扱っているのはeダイレクト預金のほうです。1年未満で預けるなら、候補は3つ
オリックス銀行で1年未満の資金を置く場合、選択肢は実質的に次の3つです。金利はいずれも税引前・2026年9月1日現在の値で、前月から変動はありません。| 預け先 | 金利(税引前・年利) | 最低預入額 | 資金の拘束 |
|---|---|---|---|
| eダイレクト普通預金 | 年0.400% | ― | いつでも出金可(他行への振込を経由) |
| eダイレクト2週間定期預金 | 年0.600% | 50万円以上 | 2週間ごとに満期が来る |
| eダイレクト定期預金(6カ月) | 年0.700% | 100万円以上 | 6カ月間 |

「2週間定期預金」――使い道が決まる前の資金に
オリックス銀行のユニークな商品が2週間定期預金です。預入期間はその名のとおり2週間、金額は50万円から預け入れできます。金利は年0.600%(税引前・2026年9月1日現在)で、同行の普通預金(年0.400%)を0.200%上回ります。 この商品の本質は「拘束される期間が2週間しかない」ことにあります。6カ月ものに預けてしまうと、途中で資金が必要になったときは中途解約するしかありません。2週間定期なら、最長でも2週間待てば満期が来るため、「来月あたり使うかもしれない」程度の見通ししか立っていない資金でも、普通預金より高い金利を取りながら置いておけます。 満期時の取り扱いは、預入時に元利自動継続・元金自動継続・自動解約から選べます。自動継続にしておけば、必要になるまで2週間ごとに自動で回り続け、継続後は満期日当日の金利が適用されます。言いかえると、預けた時点の金利が半年先まで続くわけではなく、2週間ごとにそのときの水準に乗り換わる商品です。金利が上がる局面ではこれが有利に働き、下がる局面では逆になります。6カ月ものの金利と、1年ものとの差をどう見るか
使う時期が半年ほど先に固まっているなら、eダイレクト定期預金の6カ月もの(年0.700%・100万円以上)が候補になります。2週間定期より0.100%高く、そのぶん半年間は資金が拘束されます。 参考までに、より長い期間の金利は次のとおりです(税引前・2026年9月1日現在)。| 預入期間 | 金利(税引前・年利) | 6カ月ものと比べた差 |
|---|---|---|
| 6カ月 | 年0.700% | ―(1年未満で最も高い) |
| 1年 | 年1.250% | +0.550% |
| 2年 | 年1.300% | +0.600% |
| 3年 | 年1.350% | +0.650% |
短期で預けるときに見落としやすい3つのコスト
短期になるほど、受け取る利息そのものが小さくなります。金利だけを見て決めると、手間や手数料が利息を食ってしまうことがあるため、次の3点は先に確認しておきましょう。- 預け入れ時の振込手数料は自己負担です。 オリックス銀行はATMを持たないため、他行から振り込んで資金を移します。この振込手数料は預金者が負担します。2週間で得られる利息は50万円・年0.600%なら税引前で約115円ですから、振込手数料のほうが高くついてしまう場合があります。
- 出金にも1営業日以上かかることがあります。 引き出しは他行口座への振込になります。他の金融機関あての振込手数料は月2回まで無料、3回目からは1回220円(税込)で、口座解約時の振込は0円です。使う日の直前に手続きすればよい、とは考えないでください。
- 中途解約すると当初の金利は受け取れません。 預入期間に応じた中途解約利率(当初の約定利率より低い利率)が適用されます。短期商品でも例外ではありません。
他行の短期商品と並べるとどの位置か(2026年9月)
1年未満の商品を各行の公式サイトで確認すると、次のようになっています。短期商品は数か月で水準が入れ替わるため、金額と期間をそろえて比べるのが前提です。| 金融機関・商品 | 金利(税引前・年利) | 主な条件 |
|---|---|---|
| オリックス銀行 2週間定期預金 | 年0.600% | 50万円以上・2週間 |
| オリックス銀行 eダイレクト定期預金(6カ月) | 年0.700% | 100万円以上 |
| SBI新生銀行 2週間満期預金 | 年0.400% | インターネット50万円以上(店舗100万円以上) |
| SBI新生銀行 パワーダイレクト円定期預金30(3カ月) | 年0.550% | インターネット限定・30万円以上 |
| SBI新生銀行 パワーダイレクト円定期預金30(6カ月) | 年0.700% | インターネット限定・30万円以上 |
| SBI新生銀行 スタートアップ円定期預金(3カ月・1年) | 年1.700% | 口座開設直後の期間限定・インターネット30万円以上 |
| ゆうちょ銀行 定期貯金(1カ月〜1年) | 年0.500% | 1,000円以上 |
| ゆうちょ銀行 通常貯金 | 年0.400% | ― |
Q. 2週間定期預金は、放っておくと自動で続きますか?
A. 続きます。預入時に元利自動継続・元金自動継続・自動解約から選べ、自動継続なら2週間ごとに自動で回り、継続後は満期日当日の金利が適用されます。自動解約を選んだ場合は満期日にeダイレクト普通預金へ振り替えられ、以後は普通預金の金利になります。
Q. 短い期間でも、途中で解約すると不利になりますか?
A. なります。預入期間に応じた中途解約利率(当初の約定利率より低い利率)が適用されるため、当初の金利は受け取れません。ただし定期預金は投資信託や外貨預金と違い、中途解約しても元本が割れることはありません。
Q. 50万円を2週間預けると利息はいくらですか?
A. 年0.600%(2026年9月1日現在)で計算すると税引前で約115円、20.315%の税を引いた手取りは約91円です。他行から振り込む際の手数料がこれを上回ることもあるため、金額と手数料を並べて判断してください。
Q. 結局、普通預金に置いたままではいけないのでしょうか?
A. いけないわけではありません。金額が小さい、使う日が読めない、振込の手間をかけたくない——このいずれかに当てはまるなら、普通預金のままで十分です(オリックス銀行のeダイレクト普通預金は年0.400%)。定期に移す意味が出てくるのは、まとまった金額を、少なくとも2週間は確実に動かさないと言い切れるときです。
Q. 大和証券グループ入りで、預金保険(ペイオフ)の扱いは変わりますか?
A. 変わりません。同行は、親会社の異動後も従来どおり預金保険制度の対象で、1人あたり元本1,000万円までとその利息が保護されると案内しています。なお同行は将来、大和ネクスト銀行と合併した場合には、預金保険制度の特例により合併後1年間に限り「1,000万円×合併に関わった金融機関数」まで保護されるとしています。現時点では両行は別の金融機関なので、それぞれ1,000万円までが保護の枠です。
Q. 預け入れの手続きは何日くらいかかりますか?
A. 他の金融機関から振り込む場合、入金できるのは銀行営業日の8時30分〜18時のみです。土日祝や12月31日〜1月3日は入金できません。短期で回す前提なら、この時間の制約も見込んでおきましょう。
1年以上動かさない資金であれば、1年もの・3年ものといった長めの期間や、上で触れた新規口座開設者限定の優遇金利プログラムも選択肢に入ります。預ける期間ごとに有利な預け先は変わるため、資金の性格に合わせて使い分けてください。 ※本記事の金利は上記の各時点で各行公式サイトを確認した値です。預金金利は随時見直されるため、預け入れ前に必ず各行の公式サイトで最新の金利と条件をご確認ください。









