日本経済新聞(日経ヴェリタス)で第14回日経金融機関ランキング(顧客満足度ランキング)の結果が発表されました。まずは総合ランキングの上位5行および主要ネット銀行・メガバンクなどの順位を確認してみましょう。
1位はみずほ信託銀行、2位が尼崎信用金庫、3位が大垣共立銀行です。それにしても私たち一般人には縁がない金融機関が上位を占めましたね。少なくとも私の周りにはみずほ信託銀行と尼崎信用金庫と大垣共立銀行の口座を持っている人はいません。全体サンプル数が4000人強です。全体のサンプル数としては一般的かもしれませんが、口座数がそれほど多くない金融機関の順位はたまたま満足度の高い人にアンケートが行われたと言われても否定できないサンプル数であり、あまり鵜呑みにはしない方が良さそうですが・・・。
毎年、埼玉りそな銀行・ソニー銀行・新生銀行・住信SBIネット銀行は上位に食い込んでいますので、連続的に高い評価を得ているという意味でよい金融サービスを提供している可能性はあるのではないかと思います。
第14回顧客満足度総合ランキング
1位:みずほ信託銀行
2位:尼崎信用金庫
3位:大垣共立銀行
4位:埼玉りそな銀行
5位:ソニー銀行
(以下、抜粋)
7位:新生銀行
8位:住信SBIネット銀行
8位:セブン銀行
14位:三菱UFJ銀行
15位:三井住友銀行
18位:じぶん銀行
21位:みずほ銀行
28位:ゆうちょ銀行
29位:楽天銀行
なぜ尼崎信用金庫が2位?
日本全体の経済情報を伝える日本経済新聞が日本全国の金融機関をランキング付けしている日本最大のランキング調査で、小さなエリアで営業しているだけの「尼崎信用金庫」が2位、「大垣共立銀行」が3位という順位になるのでしょうか?もっと言えば、1位のみずほ信託銀行も顧客の数はけっして多いわけではありません。
それぞれの金融機関と取引をしている人の満足度を平均点にしてランキングしているから、がその答えです。全国で4000人程度にアンケートを取ったということですが、その中に尼崎信用金庫と取引をしている人が何人いたのでしょうか・・・・。サンプル数が少ないと、たまたまアンケートされた人が「私は満足している!!!」と答えると一気に順位があがってしまうことになりますよね。はっきりいって、「何人の満足度を調査できたのかという人数を合わせて公表する」「100人以上の回答を得られた金融機関内でのランキングとする」などの対応をしてもらわないと、たまたま・ラッキーで上位に入れたりすることになるので、対策を考えて欲しいですね。
(営業規模の小さな信用金庫を評価できなくなってしまうのも問題なので、今まで通りのランキングはあってもいいのかもしれませんが)
独断と偏見でサンプル数がたくさんありそうな金融機関だけに絞って順位を並べるとこんな感じになりました!埼玉りそな銀行も埼玉県だけなので怪しいですが・・・。
1位:埼玉りそな銀行
2位:ソニー銀行
3位:新生銀行
4位:住信SBIネット銀行
5位:セブン銀行