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コインチェックがビットコインの“定期預金”取扱を開始(2017年)

※本記事は2017年5月時点の情報をもとにした記事です。仮想通貨(暗号資産)に関する制度や各社サービスはその後変更されている場合があります。最新の状況は各社公式サイト・金融庁などでご確認ください。

2016年から急激に取引量を増やしていた話題の仮想通貨「ビットコイン」。その取引所の一つであるCoincheck(コインチェック)が、ビットコインを預け入れて利息を受け取れるサービスを開始しました。

目次

仮想通貨「ビットコイン」とは?

ビットコインとは、日本最大の銀行である三菱UFJ銀行が参入するという報道もあって、世間を賑わせていた「仮想通貨」の一つです。その名のとおり「通貨」なので、「円」で買うことも「円」で売ることもできます。「仮想」と呼ばれるのは、いわゆる紙幣や硬貨などの現物が存在せず、デジタル上にのみ存在しているためです。日本のお金を「円」、アメリカのお金を「ドル」と数えるように、ビットコインにも単位があり、BTC(ビーティーシー)と呼ばれています。

2017年4月に「仮想通貨法」が施行

「仮想通貨」は社会的な普及が進む一方で、法令が追い付いていなかったため、いわば無法の通貨として、どこか胡散臭いイメージがつきまとっていました。2016年に入り、日本の政府も動き出し、2017年4月にようやく法制度が整備されました。「法制度が整備される」と聞くと「規制が入る」というマイナスの働きを感じますが、実態はその逆で、クレジットカードや電子マネーなどと同じような「決済(買い物)手段」として正式に認められることになったわけです。

その結果、ビックカメラがビットコインで買い物できるようにするなど、大手企業の「ビットコイン」への参入が今後相次ぐと考えられていました。

「Suica」や「Edy」が登場した時も、最初は「電子マネー?」という戸惑いが多少ありましたが、その後これらの電子マネーが急速に普及したのは言うまでもありません。当時のビットコインは、その頃の雰囲気に近い印象を受けます。

ついに「ビットコイン定期(預金)」が誕生

そんな中で、ビットコインを一定期間預け入れることで「利息」が受け取れる、いわゆる「定期預金」のようなサービスが誕生しました。提供するのは、大手のビットコイン取引所を運営するコインチェックです。申し込んだときの利率は、預入期間14日間:1%、30日間:2%、90日間:3%、1年間:5%(いずれも2017年5月時点)と、通常の円の定期預金では考えられない水準でした。

もちろん、元本割れするリスクあり

ビットコインは円との交換がいつでもできますが、外貨預金やFX(外国為替証拠金取引)と同じように換算レートが常に変動します。そのため、円に戻すときに「ビットコイン安」になっていると、円換算で元本割れしてしまう可能性があるので注意が必要です。

補足:こうした仮想通貨(暗号資産)の預け入れ・運用サービスは、銀行の円の定期預金とは性質が大きく異なります。預金保険制度(ペイオフ)の対象外で、元本が保証されているわけではありません。高い利率だけに注目せず、価格変動による元本割れリスクや、取引所そのものの信用リスクも踏まえて検討することが大切です。安全に元本を確保したい資金は、預金保険の対象となる銀行の円預金で持つなど、目的に応じて使い分けるとよいでしょう。

大手銀行や大手家電量販店が参入を表明し、注目を集めていた仮想通貨。利率の高さは驚異的でしたが、一般のユーザーにさらに浸透するまでには、もう少し時間がかかりそうな状況でした。

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