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SBI新生銀行スタートアップ円定期預金|年1.700%の条件と利息

SBI新生銀行の「スタートアップ円定期預金」は、2026年10月2日時点で3ヵ月もの・1年ものとも年1.700%(税引前)です。新しく口座を開いた個人だけが、口座開設月を含む3ヵ月目の月末まで申し込めます。

日本銀行が9月18日に政策金利を1.25%程度へ引き上げたことを受け、同行は10月13日から普通預金とSBIハイパー預金の金利を上げると発表しました。一方、スタートアップ円定期預金の金利は据え置かれています。ここでは適用条件と利息の目安、改定後の普通預金との差まで整理します(新生銀行は2023年1月に商号を変更し、現在はSBI新生銀行です)。

スタートアップ円定期預金の金利は3ヵ月・1年とも年1.700%

預入期間は3ヵ月ものと1年ものの2種類です。同行の円預金の金利一覧では、2026年10月2日時点で次のように表示されています。

預入期間金利(年・税引前)税引後の金利
3ヵ月もの年1.700%年1.3546%
1年もの年1.700%年1.3546%
店頭限定・金利上乗せプログラム適用時
(3ヵ月もの/1回の取引で1,000万円以上)
年1.800%年1.4343%

※2026年10月2日時点・SBI新生銀行公式サイトにて確認。税引後の金利は20.315%の源泉分離課税を差し引いた値(表示位未満切り捨て)。

3ヵ月ものと1年ものに金利差がないため、期間は「その資金をいつ使うか」で決めるのが合理的です。適用されるのは申し込んだ日の金利で、預け入れた後に金利が変わっても、その口の金利は満期まで変わりません。

受け取れる利息は100万円・1年で約13,547円(税引後)

預金の利息には、20.315%(国税15.315%・地方税5%)が源泉分離課税として差し引かれます(国税庁 タックスアンサー No.1310)。年1.700%で預けた場合の目安は次のとおりです。

預入額・期間税引前の利息税引後の受取利息(目安)
500万円・1年もの85,000円約67,733円
500万円・3ヵ月もの21,250円約16,934円
100万円・1年もの17,000円約13,547円
100万円・3ヵ月もの4,250円約3,388円

※元本×年利率×期間から国税・地方税を差し引いた単純計算(各税額の1円未満は切り捨て)。実際の受取額は計算日数や端数処理により前後します。

同じ年1.700%でも、3ヵ月ものは預入期間が4分の1なので、利息も4分の1程度です。「金利の高さ」と「受け取る金額」は別物として見ておくと、期間選びで迷いにくくなります。

申し込める人・期限・最低預入額

限定商品のため、条件は細かく決められています。同行の商品案内にもとづくと次のとおりです。

項目内容補足
対象新規に口座を開設した個人すでに口座がある人は対象外。解約して開設し直しての申し込みもできない
申込期限口座開設月を含む当初3ヵ月目の月末日23時まで期間中なら何度でも預け入れ可
預入期間3ヵ月/1年両方に預けることもできる
最低預入額インターネット:1口30万円以上(1円単位)店頭は1口500万円以上
満期の扱い自動解約型。満期日に元利金を円普通預金へ入金満期日以降は円普通預金の店頭表示金利
適用される金利申し込んだ日の金利預入済みの口の金利は後から変わらない
保護元本保証・預金保険の対象1金融機関あたり元本1,000万円までと利息等

期限は口座を作った時点で動き出します。キャッシュカードの到着には1週間から10日程度かかるため、店頭で預ける予定がある人は、資金の準備を早めに進めておくと安心です。

店頭で1,000万円以上なら年1.800%になる上乗せプログラム

新規口座開設者が店頭で3ヵ月ものを1回の取引で1,000万円以上申し込むと、通常の金利に年0.10%(税引前)が上乗せされます。2026年10月2日時点の上乗せ後の金利は年1.800%で、1,000万円を3ヵ月預けた場合の税引後の利息は約35,859円です。

対象は3ヵ月もののみ(1年ものは2026年5月の改定で対象外)で、預入額は1億円まで、お一人1回・1口限りです。インターネットバンキングからの申し込みは対象外で、申込時に資産運用相談シートの記入が求められます。事前に口座へ入金し、来店予約をしておくと手続きが滞りません。

10月13日の金利改定で何が変わるか

同行は日銀の利上げを受けて、2026年10月13日(火)から次の2つの預金金利を引き上げると発表しています。スタートアップ円定期預金は、10月2日時点では改定の対象として発表されていません。

預金10月12日まで10月13日から
円普通預金(ダイヤモンド以外のステージ)年0.400%年0.50%
円普通預金(ダイヤモンドステージ)年0.450%年0.55%
SBIハイパー預金(SBI証券連携)年0.550%年0.60%

※いずれも税引前・変動金利。SBI新生銀行の9月18日・9月24日付の発表にもとづく。

普通預金が年0.50%になっても、スタートアップ円定期預金(年1.700%)との差は年1.2%ポイントあります。日銀の政策金利の変更については、日本銀行「金融市場調節方針の変更について」(2026年9月18日)が一次資料です。

ほかの円預金と並べてみる

同じ時期の代表的な円預金と並べると、水準の位置づけがつかみやすくなります。

スタートアップ円定期預金は新規口座開設者限定。SBI新生銀行の円普通預金は10月13日から年0.50%に改定予定。
金融機関・商品金利(年・税引前)時点・主な条件
SBI新生銀行
スタートアップ円定期預金(1年)
年1.700%10月2日時点。新規口座開設者限定・ネット30万円以上
SBI新生銀行
パワーダイレクト円定期預金30(1年)
年1.250%10月2日時点。インターネット限定・30万円以上(5年ものは年1.950%)
三菱UFJ銀行
スーパー定期(1年)
年0.500%10月2日時点。10年ものは年1.250%
ゆうちょ銀行
定期貯金(1年)
年0.500%9月28日時点。10年ものは年1.250%
SBI新生銀行
円普通預金
年0.400%10月2日時点。10月13日から年0.50%(変動金利)

※2026年10月時点・各行公式サイトにて確認。預入金額・期間・申込方法などの条件は商品ごとに異なります。

スタートアップ円定期預金の年1.700%は、新規口座開設者限定という条件付きながら、1年ものの円定期預金としては高い部類です。ただし、ゆうちょ銀行も定期性貯金の金利引き上げを予定していると公表しており(改定後の利率と時期は未定)、他行の水準は今後も動く可能性があります。

また、他行でも10年ものなら年1.250%の預け先があるように、期間の取り方で比較の答えは変わります。SBI新生銀行のほかの円預金については、SBI新生銀行の2週間満期預金と円定期の金利で詳しく比べています。

口座を開くタイミングで確認したいウェルカムプログラム

新規口座開設者向けには「ウェルカムプログラム」(要エントリー)があります。エントリーと各条件の達成は、いずれも口座開設月を含む3ヵ月目の末日までが期限です(2026年10月2日時点)。

  • スタートアップ円定期預金の設定で1,000円
  • 口座振替先の登録と引き落としで最大2,000円(1登録先500円・最大4先)
  • 給与振込の入金で3,000円(1回3万円以上・電文種目が「給与」であること)
  • 円から米ドル定期預金の設定で最大10,000円(期間中合計100万円以上)

すべて満たした場合の合計は16,000円です。公式サイトの「最大20,200円相当」は、アプラス発行のクレジットカード関連の特典を加えた金額で、預金だけで到達する金額ではありません。米ドル定期預金は為替変動で元本割れの可能性があり、預金保険の対象外である点にも注意が必要です。

なお、こうした現金の特典は課税対象となる場合があります。考え方は口座開設特典の現金・ポイントにかかる税金で整理しています。

満期後の預け先も先に決めておく

スタートアップ円定期預金は自動解約型で、満期日に元利金が円普通預金へ入金されます。その後は円普通預金の金利(10月13日以降は年0.50%)が適用されるため、満期後の置き場所を先に決めておくことが、実際の利回りを左右します。

申込期限を過ぎた後も使えるインターネット限定の「パワーダイレクト円定期預金30」(30万円以上)は、2026年10月2日時点で6ヵ月もの年1.200%、1年もの年1.250%、3年もの年1.560%、5年もの年1.950%です。9月まで実施されていた3本セットの定期預金キャンペーンは9月10日で終了しています。

2017年の公開当時から変わったこと

本記事を最初に公開した2017年3月は、マイナス金利政策のもとで、通常の円定期預金に年0.1%もつかないのが当たり前の時期でした。スタートアップ円定期預金は当時から新規口座開設者向けの限定商品でしたが、2024年3月のマイナス金利解除以降、日銀の段階的な利上げとともに金利水準そのものが大きく上がっています。

商品名は同じでも、比べる相手(普通預金や他行の定期預金)の金利も上がっています。いまは「限定金利だから高い」だけでなく、普通預金との差や満期後の金利まで含めて判断する時期といえます。

申し込む前に確認しておきたい点

  • 申込期限がある:口座開設月を含む当初3ヵ月目の月末日23時まで。口座を作った時点で期限が動き出します。
  • 満期後は通常金利に戻る:高い金利は当初の預入期間だけです。
  • 中途解約すると利息が大きく減る:所定の中途解約利率が適用されます(元本は保証)。仕組みは定期預金の中途解約利率の解説で確認できます。
  • 預金保険の範囲を意識する:1金融機関あたり元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護されます(預金保険機構「保護の範囲」)。それを超える資金は預け先を分けることも検討してください。

よくある質問

Q. 3ヵ月ものと1年もの、どちらを選べばよいですか?

A. 2026年10月2日時点ではどちらも年1.700%なので、金利で選ぶ理由はありません。1年間動かさない資金なら1年もの、途中で使う可能性があるなら3ヵ月ものが向いています。使う時期から逆算して決めるのが基本です。

Q. すでにSBI新生銀行の口座を持っていても使えますか?

A. 使えません。新規口座開設者限定で、口座を解約して開設し直しても申し込めないと公式に明記されています。既存の口座ではパワーダイレクト円定期預金などが選択肢になります。

Q. 10月13日の普通預金の金利引き上げで、スタートアップ円定期預金も上がりますか?

A. 10月2日時点で発表されている改定は、円普通預金とSBIハイパー預金のみです。スタートアップ円定期預金の金利は年1.700%のままで、すでに預けた口の金利も満期まで変わりません。

Q. 30万円未満でも預けられますか?

A. インターネットからの最低預入額は1口30万円以上、店頭は1口500万円以上です。それより少ない資金は、普通預金や少額から預けられる他行の定期預金と使い分けるのが現実的です。

Q. 満期が来たら自動的に継続されますか?

A. 継続されません。自動解約型のため、満期日に元利金が円普通預金へ入金されます。満期日はカレンダーに控え、次の預け先を早めに決めておくと無駄がありません。

まとめ

スタートアップ円定期預金は、SBI新生銀行に新しく口座を開いた人向けの限定商品で、2026年10月2日時点で3ヵ月もの・1年ものとも年1.700%(税引後 年1.3546%)です。店頭で1,000万円以上を3ヵ月ものに預ける場合は、上乗せ後で年1.800%になります。

10月13日には普通預金が年0.50%、SBIハイパー預金が年0.60%に上がりますが、それでも定期との差は残ります。新規口座開設者限定・申込期限あり・満期後は普通預金の金利に戻るという条件を押さえたうえで判断してください。金利や条件は変わることがあるため、申し込む前に最新の内容は公式サイトでご確認ください。

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