日銀が長期金利をコントロール。指値オペを実施

日本銀行が2017年7月7日の午前に10年もの国債などの指値オペレーションを実施しました。今年に入って2度目の指値オペレーションになり、これにより0.1%を超えていた長期金利は再び低下に転じて0.8%程度まで下がりました。日銀がマイナス金利政策(日銀当座預金の金利を一部マイナスにする)を継続し、国債利回り(長期金利)を0%付近でコントロールし続けている限り、日本の銀行の定期預金金利が上昇する可能性はほとんどない(一部のキャンペーン定期預金などを除いて)わけですので、今回も長期金利の上昇を日銀が防いだことで、預金金利の上昇も遠のいたと言えるでしょう。

日銀当座預金の金利や国債利回りが低いと銀行の預金の金利が下がるのはなぜ?

銀行は私たちがお金を預けると金利に応じた利息を払うことになりますが、銀行は私たちから預かったお金を使って国債を購入したり日銀にお金を預けたりして利息を受け取っています。もちろん住宅ローンやカードローンなどの個人向けの融資や企業向けのビジネスローンなどの融資も行っていますが、貸出先は限られますし、一定の資金は銀行の判断でいつでも動かせるようにしておかなければならないなどの理由もあって国債購入や日銀当座にお金を預けておく必要はどうしてもあります。その金利や利回りが低いと銀行が受け取れる利息が少なくなるわけですから、私たちが受け取れる利息も少なくなってしまうというわけです。

今後日本の金利は上昇する?

残念ながらその可能性は非常に少ないと言わざるを得ないと思います。日本は少子高齢化をはじめとした様々な経済規模が縮小につながる要因を抱えています。金利は需要と供給できまります。お金が必用な人(企業)が増えて、たとえ高い金利でもお金を借りたいと思うか?そしてそのお金を使って高い金利で支払う利息分を回収できるのかというという話になってくるわけですね。これからの日本において金利上昇していく可能性はなかなか難しいと言えそうです。実際、政府・日銀のインフレ目標ですら達成までの道のりは長そうです。

定期預金の金利が業界全体として底上げされるのはまだまだ先の話です。今重要になのは期間限定のキャンペーンや良い条件の高金利定期預金をしっかりと選ぶこと、と言えそうですね。

 

 

 


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