タンス預金残高増加?増加する現金の自宅管理

2017年3月に第一生命経済研究所の経済調査部がタンス預金の増加などを取り上げた経済レポートを公表しています。

簡単にまとめると

  1. 現金残高は2016年12月末に102兆円を突破
  2. 1人あたり81万円の”現金”を持ち歩いている(保管している)
  3. 平均を計算すると81万円になるが、実際は一部の富裕層が大量の金額の現金をタンス預金している
  4. 相続税の増税やマイナンバー制度の導入など自分のお金が動かしにくい時代になりつつあり、資産家の中で資産を防衛しなければならないという意識が高まっている可能性がある

という内容になっています。

富裕層・資産家の皆様の心理は私たち一般人には知る由もありませんが、①ペイオフ(銀行破たん時に1000万円までにか保護されない)の導入、②相続税の増税(基礎控除額も縮小)、③マイナンバー精度の導入など、”タンス預金”という形で、他の情報に紐づきにくく、かつ、自由に動かせる形でお金を管理しておきたくなる気持ちはわからなくはないですね。

 

ご自身のお金なので、適切な考え方に基づいて自宅保管・タンス預金をおこなうことを否定するわけではありませんが、「銀行に預け入れていても利息が期待できない」、「そのくせに、お金を引き出したり動かそうと思った時に手数料を取られる」、「それじゃわざわざ預ける意味がない」と、ある種勘違いしてタンス預金をどんどん増やしてしまっている人もいるようです。

少し調べればわかるのですが、調べるのもきっと面倒なのかもしれませんね。

まず、銀行預金の金利が一般的に期待できる状況にないということは正しい理解です。しかしながら、銀行はキャンペーンや条件付きで高い金利を提示することがあり、一般的に期待できないからと言って、利息が1円もつかないタンス預金に走るのは安易と言えるでしょう。

また引き出す時に手数料が取られるのも事実です。一方で新生銀行・じぶん銀行などのインターネット銀行や比較的新しい銀行は企業努力でその手数料(ATM手数料や振込手数料)を無料にしているケースが多くあります。自分が使っている銀行だと手数料が毎回取られるから、どの銀行でも手数料は取られるに違いないと勘違いしてしまっている人が想像以上に多いという調査結果もあります。

当サイトは定期預金の金利比較サイトですので、少しでもおトクな金利の情報をサイトを訪問してくれば皆様にお届けできるように、日々、各銀行の定期預金の金利をチェックしていますが、いくつかの銀行では、高い金利を提示して顧客の獲得に注力しています。

東日本大震災や熊本地震が起きたときも、銀行は必要な資金を引き出しやすいように特例を講じ、被災者たちの生活をサポートしています。不正に銀行口座の預金が犯罪者に引き出されたとしても、銀行が保証してくれたという話も耳にします。自宅保管しているお金は、誰かに盗まれた時の保証は当然ありません。また、耐火性の金庫と言っても火事になり長い間高温にさらされたケースには対応できないものが大半です。

安易にタンス預金に走らず、複数の銀行を活用して、資産の有効活用と正しい防衛を行うように気を付けましょう。

第一生命保険株式会社の金融レポートの詳細はこちら

 


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